医学論文翻訳表現集
医学論文翻訳表現集:36
最近のツイートから使える英語表現をいくつか紹介します。
1)[出来ない]を<ineffective>で表現する
*[出来る、出来ない]の英語表現は多彩です。<can>や<possible>以外にも様々な表現が可能です。
The training method was ineffective to improve the QoL of the patients.
(そのトレーニング法で患者のQoLを改善することは出来なかった)
2)[結果]を訳さずに表現する
*[結果]は条件反射的に<result>を思いつきますが、訳出せずに表現が可能です。
Decades of research into the ~ has led us to the conclusion that ~.
(~を数十年にわたって調査した結果、~という結論に達した)
3)[明らかに]を<perceived>で表現する
*<perceived>のこのような使い方は知りませんでした。多くの用例があります。
There was a perceived lack of communication between patients and the medical staff.
(患者と医療スタッフの間に明らかにコミュニケーションが不足していた)
4)[原因]を<be responsible for>で表現する
Preterm birth is responsible for 75% of infant deaths.
(乳児死亡の75%の原因が早産である)
5)[治癒する]を<subside>で表現する
All these adverse events subsided without any recurrence.
(全ての副作用が再発することなく治癒した)
6)[経験的に分かっている]を<empirical fact>で表現する
The empirical fact is that those patients have psychologically healthy personality.
(これらの患者は心理学的には健全な個性を有していることが経験的に分かっている)
7)[確かに]を<Admittedly,~>で表現する
*確かに、もちろん~、~ではあるが等々、譲歩して情報を提示するときの表現。
Admittedly, the patient had severe side effects~
(確かに患者には重度の副作用があったが、~)
8)[複数の治療歴]を<heavily pretreated>で表現する
Those heavily pretreated patients were randomized to receive A or placebo.
(複数の治療歴を有する患者はA投与群またはプレセボ投与群に無作為に割り付けられた)
9)[話し合って決める]を<share decision making responsibility>で表現する
We share decision making responsibility with patients.
(治療方針は患者と話し合って決めている)
10)[結局無かった]を<resulting in there being no>で表現する
*文を切らずに分子構文でつなぐときに便利です。
~, resulting in there being no significant differences.
(結局、有意差は生じていなかった)
11)[効果がある]を<respond to>で表現する
If the patients don't respond to these drugs~, they will~:
(もし本剤の効果がなければ、患者は~)
以上です。ありがとうございました。