マーケティング翻訳に必要なもの
【翻訳の基礎はマーケティングで】
翻訳家になる前は外資系企業のマーケティング局に15年間勤務していました。公用語が英語でしたので朝から晩まで英語漬けでした。もともと翻訳家になろうと思って勤務していましたので、翻訳を意識して日々英語に接していました。翻訳に役立ちそうな気の利いた表現があれば直ぐにメモを取り『翻訳表現集』を増やしていきました。従ってマーケティング関連の翻訳はお手のものです。マーケティング翻訳には論文翻訳とはまた違った難しさもあります。『日常の生きた日本語』にする必要があります。これはマーケティング翻訳にとってはとても重要な点であり、マーケティングの現場を知っている翻訳家と知らない翻訳家とではその翻訳の質に大きな差が生じるところでもあります。
【医療マーケティング翻訳】
日本は、海外の製薬メーカーや医療メーカーからみれば、医療(医学、薬学)分野としては非常に大きな市場です。まだまだ大きなポテンシャルを持っています。臨床試験も盛んに行われ、たくさんの新薬の開発が進行中です。例えば歯学の分野においても、インプラント治療などの先端技術の開発には目覚ましいものがあります。こうした背景を受けて、医学と薬学の分野を中心に医療系外資企業のクライアント様からマーケティング関連の翻訳の依頼を受けることが多くなってきました。最近定期的に依頼を受けているマーケティング関連の仕事は、ある外資系企業のクライアント様から頂いている医学薬学関連の翻訳です。例えば医薬製品や新薬などの市場調査レポートの翻訳やプレスリリースなどの広報関連の翻訳であり、その他にも国際会議でのプレゼンテーションやスピーチ原稿などの翻訳や宣伝広告に関連する翻訳もあります。時には医学や薬学の論文やアブストラクトの翻訳の依頼を受けることもあります。
通常の翻訳会社に依頼をせずに私に翻訳の依頼をされるのはやはり、ダイレクトに翻訳家とコミュニケーションがとれること、安定した質が保証されていること、安いこと、早いことのようです。私も不明な点があれば電話で直接確認をするようにしており、お互いの信頼関係を築くことが来ました。やはり直接翻訳家とコミュニケーションがとれることのメリットは大きいようです。私の外資系企業での経験が、この目的に適い、しかも早い安い正確な翻訳を実現するために大いに生きているのは言うまでもありません。私の翻訳を「良く伝わってくる」と評されたクライアント様がおられましたが、これはまさにその点を評されたのだと思います。