事務所設立の趣意
翻訳の新しい未来を切り拓くために
新しい翻訳業界の将来を切り拓くという高い理想を抱きつつ、2011年に事務所を設立して起業。
日本の翻訳業界は随分長い間に渡って旧態然とした状況が続いているように個人的には思われてなりません。そしてそれは30年前に翻訳家を志した頃と現在とで、本質的には大きな進歩は無いように思えます。この間、ITにおいては革新的な進歩がありました。原稿用紙の桝目を埋めて出来上がった翻訳原稿を郵送していた時代は、今は昔となりました。我々翻訳家の環境も一変し、今やコンピューターの支援無くして翻訳は出来なくなりました。またそれに伴い求められる質もスピードも高度になりました。
一方、翻訳業界に限らず全ての業態においてCS(Customer Satisfaction)は最も優先される課題です。世の中のテクノロジーがいかに発展しようとも、これだけは永遠に変わらないでしょう。某外資系企業曰く、“Consumer is the boss.” これこそ翻訳業界の最大の、そして永遠のチャレンジではないかと思います。そのためには、クライアントにベストのサービを提供することを自らの使命として、またクライアントの喜びを自らの最大の喜びとして、翻訳を通じてクライアントの成功をサポートする、そういうプロフェショナルな視点の持てる翻訳家を目指しています。
そのような翻訳業界の実現のためには、従来の慣習に囚われることのない、セクショナリズムから解放された風通しのよい業界を作ることが必要です。翻訳家の立場に立てばそれぞれがの翻訳家がそれぞれの個性を豊かに発揮しながら成長し、まずはここ関西は大阪から翻訳の業界全体が少しずつ進化していくのが理想です。
Mission Statement:
To contribute to the develoment of medical science by providing quality translations to medical researchers as their best partner.
イラストレーター:横山沙季